2008年10月9日木曜日

犬の目の病気

犬の目の病気には、何種類かあります。
<結膜炎>は、細菌やゴミなどによって目の結膜が充血したり腫れたりする病気です。
目やにを伴うこともあり、ひどい時には目が開かなくなることもあります。
感染する病気なので、完全に治癒するまでは他の犬とは隔離することが望ましいでしょう。
エリザベスカラーなどをつけて目をこすらない状態にすることなどは、犬の目の病気の独特の治療方法です。

犬の目の病気の一つに、人間と同じような<白内障>があります。
眼球内の水晶体を構成する成分が不均一になり、たんぱく質が白濁する病気です。
先天性・老年性・糖尿病性・外傷性など、様々な要因が考えられます。
内科的な治療で治癒しない場合は、外科的な処置が必要になることもあります。
同様に人間にも見られますが、犬の目の病気としての<緑内障>があり、目のレンズの前の前房と呼ばれる部分の液体の産出と排出の量のバランスがくずれ、前房内圧が高くなった状態を言い、白眼が赤く充血して黒眼が大きくなった感じがし、痛みを伴います。

他にも、犬の目の病気として、<眼瞼外反症>・<眼瞼内反症>・<角膜炎>・<瞬時露出症(チェリーアイ)>・<眼瞼の腫瘍>などがあります。
いずれも安易に人間用の目薬を投与したりすることは避けましょう。
異常を感じたら、獣医師を受診することをお薦めします。
犬の病気であっても、放置したり、重症になったりした場合には、失明することも考えられるので、慎重に対応する必要があります。

犬のしつけ